そ の ま ま で 。

はぁ…





と、重い溜息をつく。




せっかくの新学期なのに。



もっとしっかりしなきゃ!




でも。



もし、康介と同じクラスじゃなかったら…



と考えると溜息が止まらない。



そう。康介とは、私の好きな人。



仲がよくて、親友…みたいな。




そんな康介のことが好き。




でも、告白したらこの関係は崩れてしまうのではないか



と、告白しないまま1年がたつ。



この気持ちは、心の奥底へしまっておこう。





…あ。




気づいたときにはもう学校についていた。


もうクラス発表の表の目の前にまで来ている。





康介のクラス探さなきゃ!





と、必死になって探す。




なにやってんだわたしは。







…あ!




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