『夜、嘘、真実、過去、現在』
「また綺麗になったね」 

そんな事を言いながら激しい愛撫で狂わせる    

舌が這う度に仰け反る躰は…今快感に溺れているの 

灯りを消して欲しいのは、遠い誰かを重ねてるから 

果てる瞬間に、瞼の裏に浮かぶのは 


あなたの姿なの 


本当は…あたしを奪って欲しいのに 


あなたはまだ気付かない 


もしもあなたに会えるなら 

哀しい泣き声をベッドで出すのは終わりにしよう 



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