くるうみ。~あなたと過ごした3日間~
「……おまえ……オレが怖くないのか?」


「は?何言ってんのか……」


野島が何を言い出すのかと身構えたあたしは拍子抜けした。


けど、やつは顔を上げると、あたしをギロリと睨みつけるように見た。


「そのまんまの意味だよ。気味悪いとか思ったろ?」


そういえば、普通ならあたしもそう思うはずなんだけど、野島がケンカしてても、体が光ってても、目が紅く光っても、炎を吐いても、ムチを持っても(若干記憶違いあり)、全然怖くなかった。


「ぜんぜえ~~ん! あ、野島ケンカ強いじゃん!制服濡れた明日どうしよう? 晩ご飯何かなあと思っただけ」


「……なんか全然関係ない言葉が混じってた気がするんだが」


「気にしない、気にしない! 野島にも意外な面があったんだなって感じ。そんなに強いなら、もっと自信持てばいいじゃん。顔もいいんだし……きっとモテる……」


そこまで言ってから、自分の顔が必要以上に野島に近づいてたのに気付き、ハッと慌てて飛び退いた。


……やだ。なんで赤くなるのよあたしのほっぺた。心臓もドキドキしておかしい……。


だけど、野島の顔は近くで見たら本当にキレイで、まつげなんかあたしより長いし。
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