frankly high school☆~24人の主人公~②
いてくれる必要がないのよね。
この学校に入る前にこの学校のことを知っててもらわないと。
あの教師は何を思ってこの学園に入ってきたのかしら。
記憶にないわね。
とりあえず、知らせないとね。
私はとりあえずその謎の女に電話をかけることにした。
「~♪」
留守電?ってことはまだこの校内にいるってことかしら。
「ブーブー」
かけ直してきたか。
「はい。岬夜?もしかしてまだ学園内に潜んでる?」
「いやぁ~もう出た。で、なんか用?」
と電話相手の岬夜(みや)は呑気に返事をした。
「なんか用じゃなくてさ、あれだけバレないように入ってこいってうるさく言ってよね!!」
「言ったねぇ~で、なんかあったんだ?岬光にバレたって?」
「いやいやバレたらやばいでしょう。あんた、不審者だって騒がれてる」
「ほーぅ。上等だね」