本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

必ずたどり着くから

頭が回らない。先輩が出て行ってからも立ち上がれずにただ蹲っていた。




「不器用でごめん。でも、やっぱり社内恋愛、しかもそれが直属の上司と部下になるとうまく立ち回れなくなるし、立場が悪くなるのは藍原だから」





「そんなの関係ないです。私、やっと気づいたんです。先輩を失いたくない。立場が悪くなるなら会社を辞めます」


「藍原、あのとき俺がそう言ったとき、俺に楯突いたのは会社を辞めたくないからだろ?ここが好きなんだろ?なら辞める必要はないよ。俺は君の大事なものを奪いたくない。もう、俺のせいで傷つけたりしたくないんだ」
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