本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜

私の知らない先輩

「藍原、俺のことちゃんと見て。そんな間違った愛情なんか忘れて。俺のことだけ考えて。もう、そんな藍原を見るの耐えられないんだよ!」




もう、やめて。


どうしてそんなこと言うの?
優しさだけにはもう期待したくない。


彼女がいなかったなんて嘘を吐いたくせに。




「先輩は、優しすぎるの。もう先輩のことで傷つきたくない。どうして、高校の時に彼女がいなかったなんて嘘を吐くの?私はあなたの彼女やその彼女の友達にいじめられていたのに」
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