本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜
肯定されるくらいなら何も聞かないままフェイドアウトするのがいい。


幼かった私はそれ以外ないって決めつけた。


でも、でも本当はずっと大好きだった。先輩を避けてから、陰ではいつも泣いてた。


卒業してからは先輩の面影をずっと探してた。


あんな別れ方をしたのに会いたくて、会いたくて。でももう会えない。



そんなときの偶然の再会。


嬉しくてでも切なくてただ先輩の姿を見ていることしかできなかった。



先輩の問いかけに答えず俯くだけの私。どう伝えていいのかわからないよ。
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