笑顔を戻した忘れぬ君

待ちに待った夏休み

今日は、8月20日!なんでこんなにテンションが高いんでしょうか!?

 それわぁー、まちにまった透也君との夏祭りなんですっ!!


「わーい、わーい夏祭りだよ、夏祭り!!」

 一人で騒いでる私って変人ですか?まー気にしない。気にしないっと!!!
 私は、上機嫌で待ち合わせ場所の「いつもの川辺」へと向かった。



歩くこと.....10分......


「まゆちゃん!?来てくれたんだね!!」

 
「透也君!!私、楽しみにしてたんだよ!!!」


「僕の方が楽しみにしてたよー」
 
 
「えー。私のほうがもっとっ!!」


「両方とも楽しみにしてたってことで!よろしい?」
 

「よろしいっ!」


「「あははっ」」




そして、いろんな屋台を食べ歩いた。
 8時....
 
 
「透也君っ!花火だよ、花火!!!綺麗だよー」


「まゆちゃん、まゆちゃん!綺麗だよ、綺麗」


「僕、まゆちゃんとこれてよかったよ、ありがとう」
 

 「こっちこそ!!透也君、誘ってくれてありがとっ!!」


「まゆちゃん?その笑顔...反則.....」
 

 「え?笑っちゃダメなの!??」


「いや、違くて。さっきに笑顔はかわいすぎだったから...///」
  

 「へ。可愛いって////」
そんな、私が可愛い顔してるなんてあるわけないからっ!ないないっ!!


「照れないでよ。照れてる顔も反則だ!もー」
 

 「えー。照れてなんか....//」


「......//」


二人で照れて、沈黙。なんか話しかけづらいな。



 
あっというまに時間が過ぎ...
 



そして8時40分、花火も終わり家に帰ろうとしていた。

  

その時、透也君が.....!!

「あと3日で夏休みも終わりだから僕の家泊まってかない?」


へ。透也君の家にお泊り!?家に行ってもいいの、私の空耳!??
 

「へ?おうちに行ってもいいの!?泊まっていいの?」


「うんっ!ぜひぜひ!!こんな夜にまゆちゃんを一人で帰らせるわけにも
 いかないし、泊まってってほしーし。ね?お願い!」



お願いって。お願い言われなくなって行くつもりだったし。
 

「透也君とおうちの方がいいんだったら是非とも行きたいですっ!!」


「うん。決まりだね!」




そして、そのまま透也君家にお泊りするまゆだった。
< 2 / 8 >

この作品をシェア

pagetop