笑顔を戻した忘れぬ君
第2章

図書室

 んー。透也君、どこにいるかな。



まずは見つけないと始まんない。
  



  呼んだところで来てくれるかな?





無視されるかな??でも諦めないよ。
 





   「あっ!!いた!!!」
  




透也君を見たとたんドキッってなったのがわかった。
  



  「やっぱり好きなんだ、透也君のこと」
 



 透也君は図書室の窓際の席に座ってた。考え事してるのかな?
   



 「あの....透也...君」
  
















返答がない。無視されてるのかな..?



  いや、違った。透也君は寝ていたのだった。
 



 ツンツン。ちょっと服を引っ張ってみる。
  



「んん...?」
 

 あ、起きた。
  



 「あの、透也君」
  



「えっ!!うわぁ!!!」
 


 そんなに、びっくりしてひかれるとちょっとショックだったり....
  



「まゆちゃん?なに。」
 

 う、冷たい。


でも、私諦めないよ。もう、絶対に前向いて告白するから。
 



  



「透也君。好き...なんです。好き...なの。」



  


私はなぜか泣きながら告白をしてしまった。
  


「え、なんで泣くの。てかあいつと付き合ってんでしょ。」
  



 「もう、さっき別れてって言いました。透也君と話せなくて会えなくて
  本当につまらなかったから。」
  



「それで、さっきあいつ呼び出してったんだ。」
   



「え、見てたの!?」
  


「うん。ちょうど窓からね。」
 


 あ、確かにこの図書室の窓からだとちょうどうちのクラス見える...
   



「ごめんなさい。泣いちゃって泣くつもりなかったのに」
 



 「大丈夫だよ、ありがとう 香ちゃん」
 



 透也君はいつもの優しい声に戻っていた。
 



 「ごめんね。僕も自分から逃げといてずっと香ちゃんに会いたいって
   今さっきも考えてたんだ。」
   




「私も...。二人で同じこと考えてたんですね」
  



「うん。そうだね//」
 


 「そろそろ、帰ろうか」
  


 「うんっ!」
  

良かった。透也君も優しい透也君に戻ってるし、本当に良かった。




言えて............良かった。







「大好きだよ、まゆちゃん」
  


 「大大好きだよ、透也君っ!」
   



私たちは、無事仲直りして付き合うこともできました。

   



 「「ずーっと一緒だよ」」
         







  




  チュッ   
                     

                 HAPPY END
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