社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。



ーそしてやって来たのは、ひと気のない会議室



「…何だよ、わざわざ」



静まり返ったそこには、互いの声だけが響く。



「私…氷室さんのこと、諦めない」

「!?」



それは、揺らがない気持ち。



「は…!?何言ってんだよ!あいつがどんな奴か…」

「知ってる」





彼が、どんな人か





『教えてあげる』





軽薄で





『もったいなくない?』





最低で





「それでも、好きなの」





『っ…宇浦!!』





優しい人




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