悪魔の彼

赤い屋根の家



イアは不思議な呪文を唱えた

すると






あの
渦が現れた。



「覚悟はいい?」


「うん」




バサッ




目をつぶる






風がよこを通り抜けた















「目、開けていいよ」


心配だった




目を開けたら


枯木に平野が広がってそうで、イアの姿が変わっていそうで




そんな私を察してくれたのか





「だいじょーぶ花がキレーないいところだよ」




って声をかけてくれた。








< 24 / 400 >

この作品をシェア

pagetop