悪魔の彼
中へはいるとラベンダーのような香りがふわっと漂った。
長いソファーのようなものが用意されていて、座るように促された。
「早速だが本題へ入ろう。ついて来てくれるのかな?ヨーギリアス。」
どうやら名前はヨーギリアスというらしい。
「その前に、椅子に座ってくれませんか?」
彼がいう。
多分、私に向けてだろうが、今なにかに触れて壊してしまってもこわい。
「ペンダントを貸していただけたら座れるのですが………貸していただけませんか?」
「ペンダント?」
そういえば、彼にはまだあったばかりで話していない。
私は昨日の一件を手短に話した。
彼は理解してくれたようで、机の引き出しをがさがさと探っている。
「これですね?はいどうぞ。それと……いいでしょう。ついていきますよ」
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