悪魔の彼
「フランテさん?」
「なにかしら?」
先程とは違った穏やかな表情で会話を進めているため、自然と笑みがこぼれている。
が、その笑みは次の私の言葉でけされてしまった。
「今ここにいない三人、もう来ません。」
「三人ってもしかして……」
周りのひともみな、驚愕の表情へと変わっていく。
そこでリナへ説明をしてもらうことにした。
彼等は私には秘密にしようと必死だったようで、私には何も話してくれなかった。
そのかわり、リナにはいろいろと話していたようで、彼女はよく事情を知っていた。
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