悪魔の彼




「フランテさん?」



「なにかしら?」





先程とは違った穏やかな表情で会話を進めているため、自然と笑みがこぼれている。



が、その笑みは次の私の言葉でけされてしまった。




「今ここにいない三人、もう来ません。」



「三人ってもしかして……」



周りのひともみな、驚愕の表情へと変わっていく。



そこでリナへ説明をしてもらうことにした。


彼等は私には秘密にしようと必死だったようで、私には何も話してくれなかった。



そのかわり、リナにはいろいろと話していたようで、彼女はよく事情を知っていた。








< 250 / 400 >

この作品をシェア

pagetop