悪魔の彼
「あいつ、フロウみたいだな」
くすりと笑ってイアが言った。
そのあとも少しの時間、私達二人は舞い終わらない花の中に立ち、美しいこの光景を眺めていた。
雪が落ちるようだが、それとは違う華々しさがある
すっかりと汚れていた私達四人の関係がまた美しく清らかなものになったことを表しているようで、自然と笑みがこぼれる。
「早く出よう」
先を歩いていた二人が私とイアに声をかける。
先程までのことが嘘だったかのようだ。
私が異世界……地球に飛ばされてからのことははっきり覚えている。
でもそれは、全く違う二つ目の人生のように感じられた。
「今行くっ!」
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