私と王子の秘密の趣味
そして綾音が俺の声でこっちを向き
「あっ…」
びっくりしていたし、俺もびっくりした。
俺は自分の気持ちの変化に気付き、悟られないように
ボソッと
「……久しぶり」
と、言った
一応返事を聞いたけど、なんて答えたか分からない…多分、『久しぶり』と言ってくれたって
思うことにした
でも…ヤバかった…
俺は弁当コーナーに行ってさっきまで隠してた気持ちを出した
「ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ……!」
小声で『ヤバイ』を連呼した