ココロ灰色ミライ虹色


「一葉、どうした?」


呼び出し場所へ行ったら、一緒に学校に行っている一葉にまず声をかけた。


「・・・どうしたって、自覚ないのかよ。まじ、キモイ。」


一葉の言葉に、私は固まった。


周りにいた5人はその言葉を聞いて大笑いをしていた。


私は、まだよく分からなかった。


なんで、昨日まで2対4で割れていた6人が仲良くしてるの?


なんで、私を見て笑うの?


「自覚ってなにが・・・?」


私は、震えた声で述べた。


「・・・だから、うちらさぁ揉めてたでしょ?んで、うち京子に相談したよね?なのに、なんで美香達の相談のってたの?一体どっちの味方だったんだよ。ふざけんな。」

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