永遠の幸せを
「まぁ、いいわ~っ座って…」



哲さんはお父さんの幼なじみであり、同級生。

女装して、カマ言葉を使ってるけど…れっきとした男。



イケメン大好きな恋の多き…自称…永遠の乙女。




「…圭ちゃんと美紅ちゃんがね・・・世間って狭いわよ」


哲さんはシェーカーを振り、私たちにお祝いのカクテルを作ってくれた。


「美紅ちゃんはジュースでいいよね」



「はい」



圭吾にはカクテル、私にはオレンジジュースを奢ってくれた。



「…あたしだけ…どんどんと取り残される感じ…やだわぁ」



「哲さんは恋してないんですか?」



「恋?まぁ・・・してるけど」



「そうなんですか・・・片思いですか?」




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