永遠の幸せを
白衣のポケットの中のスマホが振動する。



相手は美紅ではなく潤子・・・



久しぶりに新が喘息の発作を起こして…今…病院の駐車場に車を停めてるとか…


俺は食べかけのカップ麺を置いて、医局を出た。



* * *

ICU

新の発作は軽い発作で安心した。


「よかった…」


潤子は新の穏やかな寝顔に安堵する。



「…明日には退院できるさ」



「このまま、週明けまで入院させて…」



「はぁ?」


俺は潤子の言葉に眉間にシワが寄った。



「…ベット空いていないの?…私…週末…出張なのよ」



「・・・」


「どうせ…ベビーシッターに預けても…泊まり込んで世話してくれないだろうし…」





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