永遠の幸せを
「私…臍帯血バンクに登録したの」



「…えっ?」



「新君と同じ病気に苦しむ人を救いたいと言うか…」



臍帯血は赤ちゃんを産めば、普通なら医療廃棄物として捨てられてしまう。



でも『臍帯血バンク』に登録すれば…新君と同じ白血病などの重い血液の難病や遺伝病の治療に役立つ。




「…ありがとう」



潤子さんは私に礼を言って、ストローでアイスカフェオーレを啜った。
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