永遠の幸せを
私と両親に3人でダイヤモンドホテル銀座の最上階でディナーをする。



このホテルはお父さんが最初に都内で建てた大きな建造物らしい。



「…椎名さんと結婚なんてしません!!」



「椎名さんのお孫さんの尊君はいい人だぞ」



「だから私はしません!!」



「交際している彼氏はいるの?」


頑に断り続ける私にお母さんがやんわりと問いかけてきた。



「別に…親の言いなりになって結婚するのは嫌なだけ…」




「…お前は選り好みしてるから・・・いつまでも相手が見つからないんだ…浮名を流して…いい加減…嫁に行け!!」



相変わらず強引なお父さんの口調に切れる。



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