永遠の幸せを
私を診察してくれたのは若い女性の産科医。



「妊娠9週目ですね」



この身体の気怠さ、微熱…妊娠から来るモノだった。




エコーでも小さな赤ちゃんの命を確かめる。



一人で診察室を受け、待合のソファで待つお母さんの元に戻った。



お母さんは何も訊かなった。


事実を訊くのが怖かったんだと思う。



交際相手の居ない娘の妊娠。


それだけでも十分無知で親不孝だ・・・


ましてや、父は国会議員。



何よりも世間体が悪いーーー・・・






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