3秒小説
じゅうに


三日前から、何も見えないのに、どこからか、


カチカチカチカチカチカチ


と歯を噛み合わせるような音だけが聞こえてきた。


その音は、少しずつ近づいてきて、今ではすぐ耳元まで迫ってきていた。



カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチがぶりっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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