3秒小説
にひゃくじゅうさん


夕方の図書館で勉強していた時、向かいの席に座った太った男が、


「読めよ。死ぬから」


と言って、手に持っていた、ページの開いた本を、わたしの顔に強く押しつけてきた。


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