3秒小説
にひゃくさんじゅう


エレベーターの天井の隅に、


逆さになった女の首が浮かんでいた。


とっさに見てないふりをしたが、


女の首は、無表情に口を開けながら、ゆっくりとこちらに近づいてきた。


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