3秒小説
にひゃくきゅうじゅうなな


夜中に風呂場で髪を洗っていたときのことだ。


シャンプーを流すために、目をつぶったままシャワーを取ろうとすると、

小さな手の感触が十個、わたしの腕をなでまわした。

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