3秒小説
さんびゃくにじゅうよん


夜、電柱の下で、傘を刺している女のひとを見た。


おなかに傘を深く突き刺したその女のひとは、


「さあ、あなたも」


と言って、血を吐きながらこちらに駆け寄ってきた。



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