3秒小説
さんびゃくろくじゅういち


夜、道の向こうから、ひらべったい人型のぐちゅぐちゅした何かが、這いながら近づいてきた。


「おれ、トラックに挽き潰された。なのに動ける?なんで?おれ、どうなってる?」


ぐちゅぐちゅという音混じりにかすかに声が聞こえた。


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