3秒小説
よんひゃくろくじゅうよん


彼とキスをした。


唇をはなしたあと、彼が微笑みながら言った。


「ごめんな、実はおれ、毒なんだ」


唇が急にしびれてきたかと思うと、わたしの肌に、たくさんのブツブツが浮かびあがってきた。


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