3秒小説
よんひゃくきゅうじゅうなな


小学三年生になったばかりの頃、授業中に、朝から気分が悪そうだった隣の席の男子が吐いた。


机の上に、胃液にまみれた指が出てきた。


彼のお婆ちゃんの指だったという。


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