3秒小説
ごひゃくご


長い間、学校に来ない友達のお見舞いに行った。


友達は、パジャマ姿でベッドに入っていた。


部屋に、白い棒のような塊が2つ、額に入れて飾られていた。


「わたしの骨よ。きれいでしょう?」


そう言って友達は、うっとりと笑った。


彼女の腰から下は、布団に隠れていて見えない。



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