3秒小説
ごひゃくごじゅうさん


彼の家に招待された。


出迎えてくれた、幼い彼の弟が、わたしを見て、


「肉だ」


と言って笑った。


廊下ですれちがったおじいさんが、わたしを見て、


「肉じゃ」


と言って笑った。


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