3秒小説
ごひゃくごじゅうご


深夜になると、壁に、


「助けて」「出して」


という文字がたくさん浮かびあがる。よく見ると、壁の中に何かを埋めたような跡があるけど、わたしは面倒くさがりなので、いつも無視していた。


ある日、壁から手が飛びだして


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