3秒小説
ろっぴゃくろくじゅうろく


夜、裸になった母が、口紅で、全身に細かくびっしりと、たくさんの目玉を描いていた。


「今日、お迎えにいかなきゃいけないから」


と、母は少しうれしそうに言った。




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