3秒小説
ろっぴゃくきゅうじゅうご


幼い頃、走る電車に手を伸ばしてしまうという事故で、右手を失った。


ちぎれた右手はどこにいったのかわからなかった。




十年後、たくさんの毛を生やした右手が歩いてもどってきて、私の右手首にくっついて


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