3秒小説
ななじゅう


彼はいつも、長袖の服を着ていた。


ある日、彼がかがんで靴ヒモを結んでいるとき、




襟の隙間から、びっしりとウロコに覆われた肌が、ちらっと見えた。






「見たな」


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