3秒小説
ななひゃくよんじゅう


腰のあたりに、般若のタトゥーを彫った。



数年後、そのタトゥーがひとりでに少しずつ移動し、いま胸のあたりにまであがってきていた。




だんだんと大きくなり、私の顔に近づいてきている。













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