3秒小説
ななひゃくごじゅうさん


夜、バス停でバスを待っていると、


「痛かったなあ・・・」


と言って、横におじいさんが座った。


「母さん」


と声色を変えておじいさんが言った。


昔、私がビンで殴った息子の声で。

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