3秒小説
ななじゅうろく


「お祖母ちゃんをおんぶしてあげてるのかい?えらいねえ」


夕方、すれちがったおばさんにほめられた。


・・・・・・俺は誰も背負ってないのに。




そう思った瞬間、肩が急に重くなった。



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