3秒小説
ななひゃくきゅうじゅうきゅう

「口の中が、ぬるぬるしているな」

「うん」

「今日は何を食べたんだ」

「お母さん」

「そうか」

「うん」


バスの前の席に座る父子が、そんな会話をしていた。

< 799 / 1,000 >

この作品をシェア

pagetop