3秒小説
きゅうひゃくはちじゅうきゅう
クラスメイトのKちゃんは、太ももに傷をつけて、血のカサブタで、

「Cくんだいすき」

と文字を書いていた。ほっとくと皮膚にもどるので、Kちゃんは、休み時間になるたびに、何度もカサブタをはがす。

ちなみにC君は、Kちゃんのことを知らない。片思いだ。
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