MEMORY-君と過ごした夏-





油蝉の声はもう聞こえなかった。


すべての神経を、シロから発せられる言葉に向ける。



シロは、ゆっくりと口を開いた―――









「僕は、去年の冬、君に拾われた…ネコだよ」







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