星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY

35.想いのカタチ(二)



圭吾は自分の顔を両手で持ち上げるように動かした後、思い出したように笑った。


「あいつさ、静は結構ロマンチストなんだよ。俺のことが大好きだしな。だから、大好きな圭吾おじさんの恋物語を美化したがる。だが、恭司。お前、長年俺を見てきて分かるだろ? 俺はそんなに純情じゃねぇぞ。俺は俺が一番好きなんだ。だからもし、誰にでも会わせてくれるっていうのなら、十代の俺に会いたいね」 


にやっと笑う圭吾はやつれてはいてもいつもの圭吾の顔になっていた。


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