星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY

55.それぞれの未来へ(最終話)



久しぶりにメテオの店内で、圭吾の大きな笑い声が響いている。

恭司はそれが堪らなく嬉しかった。

店内には圭吾が入院中だった時も店に足を運んでくれていた客や、ライブをしてきたバンドの面々が多く集まっていた。

今日は圭吾の退院祝いをメテオで盛大に行っていた。


もう一つ、今日のイベントがあった。

それは大輔と百合の結婚パーティーである。

百合の気が変わらないうちにプロポーズをしていた大輔であったが、大輔よりも結婚に乗り気だったのは百合のほうらしい。


「お前と綾さんが結婚する前にどうしてもメテオで結婚パーティーをしたいって言い出してさ。俺としては大きなホテルで披露宴をしたいって言われるんじゃないかと覚悟していたのに、メテオでいいって言うんなら、願ったり叶ったりだけどな。ま、そういうわけで経費節減も兼ねて今日にさせてもらったんだよ」


少し照れ臭そうに恭司に説明をしている大輔は、なんだかんだ言っても幸せそうだ。



< 222 / 226 >

この作品をシェア

pagetop