星屑恋夜~【恭&綾シリーズ】3~LAST STORY


二日考えても、いい方法が見つからず、仕事が休みの日を迎えた大輔は、静を手伝いにメテオに向かった。


「CD制作に忙しいんでしょ? 無理しなくていいわよ。今日も恭くんが来てくれるみたいだし」


静は大輔にコーヒーを出してくれた。


「ああ、ヤスの代わりに恭司が来てるんだ? それなら――」


コーヒーを飲みながら大輔はふと顔を上げる。


「ちょっと静に、相談があるんだけど、いいかな?」

「ん? 私で役に立つなら何でも聞くわよ」


七年前、河原綾に初めて会ったのはこの店だった。

大輔は言葉を交わしてないが、ここで恭司がみんなに紹介したのを覚えている。

大輔は河原綾に再会したこと、七年前の駅でのことを静に話した。

そして、自然な形で二人を再会させたいことも告げた。

静はしばらく考えて、ある提案をしてきた。



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