キミと過ごした7日間
「お母さん………」

あたしは下を見て呟いた。

産みの親にももちろん会いたい。

だってその時には記憶がないから忘れているはずだし。

だけど…あたしを育ててくれたのは紛れもなくお母さん。

時には厳しかったけど、それは全部お母さんのあたしに体する優しさだった。

会いたい…

だけどきっと徹もお母さんにあいたいよね。

あたしの事も忘れちゃうんだし…

そんな事を考えていたら、急に鼻がツン…といたくなった。
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