俺様男子とラブ同居
慶太は慶太の友達がいて、自分の世界があって…

私は私の友達がいて、自分の世界がある。


だから今は、私と慶太が一緒になにかをするって、すごく少ない気がする…

私はもっと色々やりたいのに〜!




「慶太!」




学校の校門が見えてきた時、向こうの方から慶太の友達が慶太を呼んだ。



「あ、雅人だ。俺先行くわ…」

「ぁ…」


慶太は友達のところへ、行ってしまった。



1日の中で、せっかく慶太と二人きりになれる時間だったのに〜


私はため息をつきながら、慶太の後ろ姿を眺めていた。




「歩夢〜」



すると、後ろから私を呼ぶ声が…

振り返ると…




「彩(あや)!」
< 10 / 365 >

この作品をシェア

pagetop