俺様男子とラブ同居
あの二人…ケンカすると、長いんだよね(汗)

しかも、私のことでケンカとか……なんとも厄介。




「しばらく、下に降りて来ない方がいい。またぶり返しくらうぞ」

「ああ、うん…わかった…」


慶太はそうそう言って、うっすらと笑ったあと、自分の部屋に入っていった。

私はアイスを握りしめ、部屋の中に入る…




“しばらく、下に降りて来ない方がいい“


今度は、慶太から言われた言葉が、頭を何度もリピートする…



忘れてた。

先輩から言われた言葉で、私浮かれてたよ…


慶太だって、優しいってこと…

すっかり忘れてた…



さっきお母さんたちから、色々言われたから、私のこと様子見に来てくれたんだよね…






ありがと、慶太…



私は慶太からもらったアイスを開けて、ひとくち食べた。

アイスは少し溶けていたけど、すごく美味しかった…

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