俺様男子とラブ同居
「なに隠れてんの(汗)?」


さっきの女が、俺を不思議そうに見つめてきた。

返す言葉が見つからなかった俺は、とりあえずその女を無視して、再び歩夢たちの様子をうかがう。



歩夢と栗原は、圭佑と楽しそうに話をしていた。


ったく…圭佑のやつ、歩夢たちに気づきやがった(汗)

どうするか…


こんなとこ、歩夢に見られたくねえ…



「ねえ…」


!?

するとまた、さっきの女が話しかけてくる。




「2人で抜け出さない?」

「は?」


女は、明らかに俺を誘う顔をして言った。


ちらっと、歩夢たちを見ると…

まだ歩夢と圭佑たちは、楽しそうに話をしている。





「…悪い、俺のこと忘れて」

「え?」


俺は女にそう言って放置し、涼しい顔をして圭佑たちの元へ…




「あ、慶太…」

「・・・・」


俺の登場に、歩夢は反応する。


コンビニの中には、裕也たちと、ナンパした女2人がいる。



歩夢には、ナンパ女たちの存在は気づかれてねえな。よし…



俺はコンビニに入り、裕也を見つけると、耳打ちをした。



「お前ら、女たち連れて今日は消えろ」

「え?どうした?」

「いーから!」


俺が裕也を睨みつけると、裕也は「うっ…わ、わかったよ(汗)」と言った。

俺はコンビニから出て、歩夢たちの元へ。


入れ代わりに、さっきのあの女とすれ違う…
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