俺様男子とラブ同居
私は、彩の肩を抱いた。



「どっかに、私の王子様いないかな…♡」

「絶対いるって!まだ出会ってないだけだよ」

「歩夢はいいよね〜♪小さい頃から、王子と出会ってるんだもんね」




その王子って………




「ほら♡噂をすれば、王子が走ってるよ♡♡」

「ほんと?」


彩の指差す先には、慶太が100メートル徒競走で、ちょうど走ってる番だった。




「本田くんーーー♥」

「頑張れーーーー!」

「きゃ〜〜〜〜〜♡」


慶太のクラスの女子が、慶太を応援しながらはしゃいでる…



昔から運動神経抜群の慶太は、ぶっちぎりの1位。


ゴールを切った慶太に、圭佑くんや他の男友達、あとクラスの女子が群がっていた。



ふんだ!

私は慶太を応援しなくても、慶太が1位を取ることはわかってましたよーだ!!




「本田くんモテるね…」

「………うん」


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