Blood Tear


瀕死状態の所を救われ、駄目になった左目に義眼をつけてくれたと話すセルビア。




 「この瞳が疼き、何かに引きつけられるように此処へ来てみれば、塔の下敷きになり瀕死状態の君達を見つけてな。仕方なく救ったという訳だ」


感謝しろと嫌みに笑うと広げていた本を閉じる。


命の恩人である彼女に礼を言うと、彼女はコウガの居るベッドに腰掛けた。




 「他の3人を知らないか?銀髪の女性とピンクの髪の少女。後、藍色の髪の男性なんだが」


 「銀髪の女とピンクの髪の少女なら二階だ。男は其処に居たのだが、君より前に目を覚ましてな、礼も言わず出て行ったよ」


クレアとイースは二階、ジークも此処に居たと言う事は、皆無事だったという事。


ほっと息を吐くと、何も言わず勝手に出て行ったジークに腹を立てている様子のセルビアと目があった。




 「もう5日目だぞ。力ずくで起こしにかからうと思 った所で運悪く君が目を覚ました。本当にタイミングが悪い」


早く起きて欲しいのか起きて欲しくないのか、よくわからない彼女の言葉に苦笑いすると彼女は寝そべった 。











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